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2011年05月08日

電子書籍販売サイト:BookLive! - そのDRM

サイトの移転でまごついていたここ暫くの間に、電子書籍関連の動向にちょっとした変化があったので、いくつか記しておきたいと思います。
今回は前回の続きで、電子書籍販売サイト:BookLive!に関する話ですが、特に、そのDRM(著作権保護)に関連する情報を記します。

もっとストレートに言うと、本の中身.. つまりページをキャプチャする事ができるか、です。
因みに、ライセンス認証の仕組みについては、前回に少しだけ記しています。
尚、冒頭で断っておきますが、本記事は、キャプチャ方法を公開する事を目的としたものではないので、その旨留意願います。
"キャプチャの可否" と、"BookLive!さんのサービスを利用すべきかどうか" の私の判断との関係に焦点をあてた内容になっています。


私は、新しい電子書籍のデータ形式あるいは電子書籍のサービスやソフトの利用を試みる際には、実際に行う行わないは別として、何らかの方法で本の文章(ページ)の複製が可能かどうかを必ず確認します。
で、可能でなければそのデータ形式あるいはそのサービスやソフトは利用しません。
その理由ですが..
電子書籍はいつか必ずそのままでは読めなくなる時が来ると想定しており、いざ "その時" がきた時に、少なからず存在するであろう、どうしても失いたくない本を残したいがためです。
まあ、PC用のXMDF.bookの様に "実質DRMがかかっていない+ファイル売切りタイプ" のものについては、そもそも寿命が長いだろうし、もし "(それらを読む為のソフトが)動作するOSが搭載されたPC" が販売されない様な時代が来ても、最近流行ってきている仮想マシンやエミュレーター機能などを用いて、相当先まで読める状態にあるだろうと予想しているのですが、それ以外のもの、つまり独自のDRMを施したものや、リーダーのソフトやサーバの機能と密接なつながりを持った電子書籍は、それが3年先なのか20年先なのかは解りませんが、必ず読めなくなる、と想定しています。

本当に購入した電子書籍が将来読めなくなるのか, 何故読めなくなるのか, 更には出版側が本に施すDRM(著作権保護)と読む側の私的複製の権利の問題をどう考えるべきか, そもそも複製を抑止して意味があるのか, など、 "複製" の可否の話をする前に色々と記しておくべき事柄があるとは思うのですが、今回はBookLive!に関する記述の一環なので、それらについては記さず、BookLive!の書籍が複製可能かどうかについて確認した結果のみを記します。

複製の方法については、まあありきたりですが、ページを表示した状態での画面のキャプチャ(ハードコピー)になります。
DRMのかかった電子書籍のデータは、その仕様が漏洩でもしない限り、元のファイルから別のデータ形式のファイルへ変換する様な事は不可能と思っていますし、そもそもキャプチャ以外の方法でなんとかできる程の技術も持ち合わせていません。
キャプチャだと、(小説系の書籍の場合は)文字データが画像データになり、(文字サイズ変更などの)電子書籍特有の機能が失われて利便性が大幅に低下しますが、まあ一度読んだものなら多少読み辛くても良いと思っているので、キャプチャができれば良しとしています。

で、ようやくそのキャプチャの話に入ります。
BookLive!さんのサービス(ソフト)は、前にも述べましたが、サイファーテック社のサイファーガード(CypherGuard)という機能を用いてキャプチャの抑止が実現されています。
で、この機能は、他の電子書籍.. 例えばDMM.comさんの .dmmb形式 でも用いられているもので、極めて強力なキャプチャ抑止の機能を持っていると言われています。
普通に考えられるキャプチャのみならず、リモートデスクトップ機能を用いてリモートPCで画面をキャプチャする、VMwareなどで仮想マシン上で動作させてキャプチャするなど、特殊な方法をもってしてもキャプチャは不可能らしく、BookLive!も同じだ、という話をネットで見かけた事があります。
なので、無理です... で終わらせると面白く無いので、一応自分でもやってみました。

■Windwos標準の機能の画面ハードコピーキー(PrintScreenキー)によるキャプチャ
普通のキャプチャ方法です。
キャプチャ画像がクリップボードに入らない.. キー操作が無効化されているっぽいですね。
まあこれについては、このソフトに限らず最近のリーダーソフトは殆ど対処が為されているので、逆に撮れると驚いてしまいますが...
因みにこの無効化は、リーダーソフトが起動されていると、表示されていようが表示されていまいが(最小化されていても)行われます。

■タイマ機能を有するキャプチャソフトを用いてキャプチャ
キー操作無しでのキャプチャです。
取得した画像がサイファーガードの(↓こういう文字がいっぱい表示された)保護用画面に差替えられてしまう様です。
hcopy-viewer-guard-0001.jpg
キャプチャソフトがクリップボードに入れた画像をサイファーガードが瞬時に差替えているのか、と思いましたが、そういう動きでもなさそうな... どういう方法なのか私では解りません..
因みにこの差替えは、リーダーソフトが本棚を表示しただけの状態でも行われます。

■Windwos7標準の部分取得可能なツールでのキャプチャ
クリップボードを使わずに撮れるハズのツールです。
ツールを起動した瞬間に、リーダーの表示が灰色一色+警告文言の状態になってしまいますね。
これと同時に、画面全体に(1つ前の方法の説明時に記した)保護用画面が展開される。
尚、この↓警告文言の画面も通常のキャプチャ方法では採取不可能。
hcopy-viewer-guard-0002.jpg
サイファーガードがPCで起動中のプログラムを常時監視し、動かされると都合の悪いソフトが起動されると、この表示に変える様です。

徹底的に防止されている感じがします。
やっぱり、キャプチャはムリな様な...



hcopy-ebook-booklive-0002.jpg

あらら、あるやり方で撮れてしまいました...
まあ、なんと... 穴がある様です。

因みに、プログラムの改変や環境ファイルへの細工、または特殊なアプリの使用などは行っていません。
Windows標準の機能を用いた割と単純な方法です。
尚、こういう事に長けた方なら他にも方法が見つけられるのかもしれませんが、私ではとりあえずその1つしか発見できませんでした。
実際にはもう1つ方法を見出せたが、1ページの取得に準備も含めて数十秒を要するので、実用的な方法では無かった。
また、Android版では試してないのですが、Windows版であるぐらいなので、Android版でも同じ様な穴があるかもしれません。

という事で、キャプチャが撮れるか、という主題に関しては、現時点では少なくとも1つは撮る方法があるという結論になります。
ただ、今回見つけたこの穴は、方式的に抑止が不可能といった類のものではなく、単に考慮漏れかバグかのどちらかだと思われます。
簡単に塞ぐ事が可能と思われますし、そのうちに塞がれる可能性が高いと判断しています。


一応結果は出ましたが、最後にちょっと話を膨らませます。
色々と試してキャプチャの可否を確認しましたが、実は私が本当に知りたかった事は、"今キャプチャが撮れるか" ではなく、冒頭で述べた様な "(将来に訪れるであろう)いざという時にキャプチャが撮れるか" または "キャプチャを将来もずっと撮り続ける事ができるか" です。
で、これについては、(折角キャプチャ方法が1つ見つかりはしましたが)可能性は低いであろう、という結論に至っています。
このソフトは、前回の "仕組みの話" で記した様にサーバの機能との連携が多いソフトなので、BookLive!さん側は、仮に上述の様な穴の存在を認識した場合、それに対応した新しいバージョンをリリースした上で、容易に古いソフトを使えない様にしてしまう事が可能です。
実際、以前にソフトのバージョンが1.3から1.4に上がった際、1.3以下のバージョンはもう利用できない、とサイトに注意書きされていた様な事があったと記憶しています。
なので、穴のある現在のバージョンのソフトを持ち続けていても、また、例え近い将来に誰かが新たな方法を発見してそれが広まったとしても、それで "いざという時" にはキャプチャが撮れるだろう(または撮り続けれるだろう)と思うには、リスクが高過ぎるのです。

ここまで来てよくよく考えてみると、この問題についてはキャプチャ方法など調べるまでもなく、前回に記した様なサービスの基本方式を知った時点で答えが出てましたね..
と言う事で、PCでも多くのAndroid系機器でも読める、ちょっと魅力的なところもあるサービスですが、残念ながら私は、継続的な利用は断念せざるを得ない様です。



posted by ka1 at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(1) | 販売サイト関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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