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上で働いているクマゴローは 本の紹介 で一生懸命なので(マウスなどで)からかわないであげてください!!

2012年02月16日

影縫いを使った電子書籍キャプチャ方法の要点

"本の保存" に関する話の第8弾です。

前回から、だいぶ間が空いてしまいました。
保存関連の記事の続きを期待していた方がおられれば申訳無いです。

前回分を記し終えてから、次回は影縫いを用いた電子書籍の保存の実例を記そうと色々と構想を練っていたのですが、なかなかうまくまとめれず..
画面も入れたいし、それなら作者さんにお伺いも.. でも複数ソフト使うし.. などと考えていると、だんだん億劫になって進めあぐね、思った以上に時間が経過してしまいました。

しかもそうやっているうちに..
"影縫い" で、一部のビューアでキャプチャが撮れない状態になったりもしました。
"影縫いの最新版" を使うとまた撮れる様になりましたが...

この方法もいつまでも通用する方法では無いかもしれないな、とか思うと余計に書き辛くなり..
更に時間が経ってしまいました。

という事で、言い訳はこのぐらいにして、主題である影縫いを用いた電子書籍のキャプチャについて、(絵入りの手順説明は断念したので)以下に要点のみを列挙していきます。
試してみようと思われた方は、事前に是非確認しておいて下さい。

尚、この "本の保存" の一連の記事で、"影縫い" でキャプチャができる(キャプチャに最適)、と結論を出してきましたが、冒頭でも述べた様に一時的に撮れない状態になった事もあり、いつまでも通用する方法では無いかもしれませんので、その点については御了承ください。
加えて、"影縫い" 自体もフリー版は制約がだいぶキツくなってきたりもしているので注意願います。


ソフトは最新版を入手
前述の様に、古いバージョンのものは(ビューアソフトが変化(対応)して)撮れなくなる可能性があるので、できるだけ最新のものを入手して利用する。
使うたびに最新版がリリースされていないか確認したほうが良いかも。


ソフト本体は作者さんのページでダウンロード
ソフトはベクターやDL-MARKETでもダウンロードできるが、作者さんのブログのほうが常に最新の様なのでこちらから入手したほうが良い。
その場合、ダウンロードしたファイルの識別子の変更(zipに)などが必要。
 このページ→ 影縫いのダウンロード
また、影縫いと紫金丹のバージョンは合わせておいたほうが良い。


シリアルキーは販売サイトで購入
紫金丹のソフトを取り出すにはベクターかDL-MARKETでソフトを購入する必要有り。
(サンプル版はシリアルキー無しでも解凍して使える)
DL-MARKETは銀行決済(振込)でも買えて便利。
購入してzip解凍用のシリアルキーのみ入手して、ソフトそのものは上述の最新版のほうを使えば(解凍すれば)良い。


インストールは配置のみ
インストールは単にzipを解凍して影縫いと紫金丹を同じ場所に置くだけ。
dllのファイルが重複しているが、(ソフトのバージョンが同じなら)同じものなので片方は無視する。


紫金丹で制限拡張
紫金丹を起動してボタンを1つ押すだけで影縫いが制限拡張される。


念の為に別名に..
影縫いのexe名を念の為に適当な名前に変更して使ったほうが良い。
これをやらないと(抑止されて)キャプチャが撮れないビューアも存在する。
 例: Kagenui.exe → abcd.exe


設定画面で影縫いモードに
設定サブ画面で "方式" の選択を "影縫い" にしてキャプチャを実行。
他にも次の様な設定要。
・取得範囲 : "指定ウィンドウ" ←これにしないと方式が選択できない
・指定ウィンドウ : キャプチャしたい電子書籍ビューア(それっぽい名前のもの)を選択
・取得後の操作 : ページをめくるためのキーを設定
 たいがいの電子書籍ビューアは "←" でいける
 違うものもあるのでまず自分で何のキーでページがめくれるか確認してから設定
・方式 : 上述の通り "影縫い" を選択
・保存画像形式 : 劣化させないならpngを選択, 特に文章系の書籍(=小説)はpngのほうがキレイ
・保存縮小率 : 100%に設定しないとキレイに撮れない


ウィンドウの位置とサイズを調整
ウィンドウをまるごとキャプチャする方式なので、後でどんな機器で読み返すかをよく考えてキャプチャする大きさを決め、電子書籍ビューアのウィンドウの大きさを変えてからキャプチャする。
ビューアの位置を左から120px以上離れたところにしないとキャプチャを実行できないので、ビューアのウィンドウを影縫いの画面が隠れないぐらいの位置(右側)に少し動かす。

ビューアのウィンドウの位置とサイズは、手で自分で適当に動かしても良いが、影縫いの確認サブ画面に位置とサイズを強制変更する機能があるのでこれを利用すると正確に(ピクセル単位で)変更できる。
後で何冊もやる場合は、この値を覚えておいたほうが良い。

但し、強制変更できないビューアも存在する。
また、ウィンドウサイズは、殆どのビューアが一定値以上に小さいサイズにはできない様(最低限の大きさが定められている模様)なので要注意。


文字の大きさと背景色はよくよく考えて調整
キャプチャしたものは画像形式のデータとなるので、元の電子書籍の様に文字サイズや背景色の変更ができなくなる。
適当にキャプチャするのではなくあとあと見易い様に、ビューアの設定で文字の大きさと背景色を調整してからキャプチャに臨む。
背景色は "白" よりも少し淡い色をつけたほうが見易い。


キャプチャ中は操作しない
取得中はかなり複雑な動きをするので、極力画面を操作せずに終わるのを待ったほうが良い。
関係の無いウィンドウも極力非表示にしておいたほうが良い。


繰り返し使う場合はファイルを退避
キャプチャしたファイル名は実行する度に img-0001.jpg などの命名で上書きされていく。
複数の本のキャプチャで繰り返し使う場合は、取得した画像を速やかに別のフォルダに退避しておかないと、前に撮ったキャプチャが消えてしまう。


取得後に画像を編集
取得したキャプチャ画像は(Windowの枠などの)余分なところがあるので、これを別の画像編集系のソフトで除去(トリム)する。
影縫いと同じくベクターでダウンロードできるフリーソフトの Photoshifter などが一括で行えて便利。
設定>変換設定の画面のトリミングのタブで上下左右の切り取り幅を指定する。
端から何px切り取るかについては、ペイントなどのソフトで手動で切り取ってみて決めれば良い。



こんなところですね。

因みに、取得した画像ファイルはPCで閲覧しても良いですが、jpgやpngなのでスマフォでも読めます。
電子書籍の保存、という趣旨からは多少それてしまう話ですが、スマフォに画像ビューアのソフトを適当に準備しておけば、取得したは画像ファイルはPDF化などせずにそのままzip圧縮してスマフォに放り込んで解凍すれば、十分実用に耐え得るレベルで読む事ができます。
私も最近は、Androidのスマフォで読みたい場合はそうしています。
で、こういう使い方をする場合、どんなサイズでキャプチャするか、などが工夫のしどころで、そのあたりも詳しく書きたかったのですが...
挫折しました。 (- -;)

後日に気力が湧けば、またそのあたりについても記してみたいと思います。


今回は以上です。



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2011年12月06日

結局どの電子書籍がどのソフトで保存できるのか

"本の保存" に関する話の第7弾です。
過去数回は、方法がどうの機能がどうのという話ばかりでしたが、今回は実際にどのソフトでどの電子書籍の私的複製(キャプチャ)が可能なのかを明確にします。

因みに、この記事を読む前に読んでおいて頂きたい注意事項を前々回の記事(→デジ炊.. に嫌悪感がある方は読まないでください)に記しています。
これをまだ読んでおられない方は、必ず先に目を通してくださいね。
できれば、このカテゴリ "保存関連" を最初から読んで頂けるほうが有り難いです。 長いですが...


前回の最後のほうで機能比較したキャプチャソフト3つについて、実際にどの販売サイトの電子書籍がキャプチャ可能であるのかを表にまとめてみました。
尚、表に記すサイトについては、思いあたるところ全てを記しているとキリが無いので、電子書籍元年以降に開設された(あるいはDRMを強化した方式に切り替えた)サイトと、昔から強力なDRMを施していたサイト.. いずれも大手の電子書籍販売サイトですが、これらに該当する合計4サイトとさせて頂きます。
この4サイトをキャプチャできるソフトは、他のどのサイトの電子書籍でもキャプチャできてしまえる可能性が高いので、多数列挙しても意味が無い、というのもあります。
尚、参考までに "Windows標準のPrintScreenキー" の押下でキャプチャ可能かどうかと、"XMDF(従来型)のキャプチャ可否" についても記しておきます。

電子書籍(販売サイト)↓ ソフト→ PrintScreen
キー
窓フォト Cappuccino 影縫い
XMDF(従来型)
電子文庫パブリ
BookLive! × × ×
honto × × ×
DMM(dmmb形式) × × ×


この様な結果になりました。
これを見て、2つ言える事があります。

パブリはDRMを強化(*1)しはしたが、キャプチャの抑止という観点では何も対策が施されていないので、どのソフトでもキャプチャが可能。
 *1: 今年(2011年)になって従来型XMDFの販売から独自DRMを施した方式での販売に切替えを実施
   電子書籍の元ファイルのコピーはXMDFの頃の様にはできなくなっている
BookLive!, honto, DMM など、(CypherGuardを採用して)強力なDRMを施した電子書籍については、唯一 "影縫い" でのみキャプチャを撮る事が可能。

尚、上表内のソフトの "影縫い" を用いた場合でも、その設定画面でキャプチャ方式として "特別な方式" を選択しなかった場合は、窓フォトなど他のソフトと同じ結果になってしまいます。
注: 設定画面で "取得範囲" に "指定ウィンドウ" を選択しないと、"方式" に "影縫い" を選択できない。
"指定ウィンドウ" の項目の選択も必須。
また、その "特別な方式" には回数制限(バージョンによって異なる)が設けられており、その制限値を拡張するには別のシェアウェア(紫金丹というソフト)を適用しなければならず、他の2ソフトと比べると導入に多少難があります。
ですが、まあその特別な方式を選択しなくても他のソフトより劣る事は無いうえ、(今回の表には記していませんが)ページを自動的にめくってくれるのはこのソフトだけなので、シェアウェアを適用しなくても電子書籍のキャプチャに最適なソフト、と言って良いと思われます。
更に言うと、この表には載せていませんが、少なくとも現時点では、私の知っている限りの全ての販売サイトの電子書籍で、この "影縫い" を使ってキャプチャが撮れないものはありませんでした。
一部の電子書籍で、起動抑止が行われたりページめくりが正常動作しない場合も有り。
これらの対処方法については、後日に記す予定。


と言う事で、総括すると以下の様になります。
A. パブリさんの電子書籍またはXMDFや.book形式(従来型)の電子書籍のみを購入している場合
→上表に記した3つのソフトのうち何れか気に入ったソフトでキャプチャして電子書籍を保存
 
B. Aで記した以外の電子書籍を購入している場合
→"影縫い" を制限拡張(シェアウェア:紫金丹を適用)したうえでキャプチャして電子書籍を保存
 
C. B+もの凄く根性のある方...
→"影縫い" を制限拡張(シェアウェアを適用)せずに1ページずつ手動でキャプチャして電子書籍を保存
後記: バージョンアップされて1ページでも縮小してしか撮れなくなり根性があってもダメに..
 

という事で、お金をかけない場合は、特定のサイトのものしかキャプチャできない、または物凄く根性が必要、という結果で大変恐縮ですが、まあちょうど千円ぐらいで制限拡張してずっと使えるので、"影縫い" を利用させてもらっても損はない、と私は考えています。
というか私の場合、実際に最近は使わせまくって頂いております...

尚、この結論はあくまでも現時点(2011年12月)でのものであり、電子書籍の販売サイトは、また何の予告もなく突如として方式を変更(強化)したりするかもしれないので、その点は注意願います。


今回は以上です。
次回は、実際に電子書籍を保存する作業について、利用するソフトを "影縫い" に絞って、(結構クセのあるソフトなので)注意すべき点なども踏まえながら説明してみたいと思います。



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2011年12月02日

デジ炊に適したソフト

"本の保存" に関する話の第6弾です。
今回は、電子書籍の私的複製に於いて使用するソフト(機能)の話になります。

因みに、この記事を読む前に読んでおいて頂きたい注意事項を前々回の記事(→デジ炊.. に嫌悪感がある方は読まないでください)に記しています。
これをまだ読んでおられない方は、必ず先に目を通してくださいね。
できれば、このカテゴリ "保存関連" を最初から読んで頂けるほうが有り難いです。 長いですが...


ではまず、"キャプチャに必要な機能" について記します。
今回は文章中に具体的なソフト名もいくつか記していますが、何れも ベクター,窓の杜 などのソフトウェアの著名なダウンロードサイトで取得可能なもののみを対象にしています。

前回、キャプチャの難易度 の項目で、キャプチャを阻止する為に電子書籍に施されている仕掛けの話をしました。
そこで述べた内容を整理すると、キャプチャを実現する為にソフトに必要となる機能は次の様なものになります。
注: Cについては ソフトの機能 と言う訳では無く、また殆どのソフトで行う事が可能と思われる。

A: タイマ設定でキャプチャ
B: キャプチャ画像を直接ファイルに出力
C: 実行ファイル(.exe)の名称変更が可能
D: キャプチャ画像を保護画像に差替える仕組みの回避

キャプチャしたい電子書籍によって必要な機能は異なってきますが、これらの何れかが必要になってきます。

が、これらは厳密に言うと、"最低限必要な機能" です。
実用性を考えると、これらに加えていくつか必要になる機能があります。
以下に、実際にその機能を実装しているソフト名も挙げながら列挙します。

■連続キャプチャ+ページ送り
時間と手間に関する話になりますが..
"電子書籍のページを表示させた画面をキャプチャ可能なソフト" が仮にあったとしても、それを用いて1ページのキャプチャを撮るのに30秒かかってしまうと、400ページで12000秒(約3時間強)かかってしまいます。
文字サイズその他の理由から、ページ数は紙の本の倍以上になる場合が多いので、紙の本で200ページならば400ページぐらいキャプチャする事になる。
全てを手動で.. つまり 電子書籍のページをめくる操作→キャプチャソフトに切替え→キャプチャ取得の操作→電子書籍のソフトに切替え→.. とやっていると、1ページをキャプチャするのにやはり30秒近くかかってしまいます。
それでは、理論的にはキャプチャは可能であったとしても、実際には根性で1冊やりきるのが関の山でしょう。
何かの操作を自動化して、手間を省く(+時間を短縮する)必要があります。

キー操作無しで一定時間毎に自動的に連続でキャプチャを取得するような機能を持つソフトがいくつか存在するので、そういうものの利用が考えられます。
有名どころでは、"窓フォト" が、他にも "ScreenCapture", "Cappuccino", "窓キャプ" などいくつかのキャプチャソフトがこの機能を有しています。
有名どころ??で "Capture STAFF" という類似のソフトも存在するのですが、何故か私のPCでは動作させる事ができなかったので挙げていません。
キャプチャの自動処理にあわせて電子書籍のページをめくる操作だけを自分ですればよいので、かなり短い時間でキャプチャしていく事が可能になります。

ただ、この方法でも.. 例え1ページを5秒程度でキャプチャできる様になったとしても、400ページキャプチャするなら2000秒(30分ちょっと)の間、ずっとPCの前に張り付いていなければなりません。
また、誤操作でページ抜け(撮り洩らし)が生じる可能性が結構あります。

なので、"電子書籍のページを自動的にめくってはキャプチャする" という様な機能のほうが理想的です。
因みに、電子書籍のビューアソフトでのページの捲り方は、そのウィンドウの右か左の位置でのマウスクリックや、専用のページ遷移ボタンの押下、などが主流だと思いますが、実はたいがいのソフトで、ページ送りを "←" (矢印キー)などの特定のキーでも行える様になっています。
なので、前述の機能は "キャプチャの後(または前)にキャプチャ対象ウィンドウに対して特定のキー操作を行ってくれる機能" とも言い換えれます。
この機能を持ったキャプチャソフトは、私は今のところ "影縫い" というソフトしか知りません。
尚、デスクトップでのキー操作を自動化してくれる様なソフトはいくつか存在するので、それとキャプチャソフトを組み合わせる様な方法も考えられますが、何らかのプログラミングが必要な場合が多いので、ちょっとお奨めではありません。


■ページサイズ情報取得/設定
次は、キャプチャした電子書籍のページサイズ(画像の大きさ)の均一化といった話になります。
ページのキャプチャは、スマフォなどの携帯情報端末でも読み易くする様に、パソコンの画面の様に横長ではなく縦長の画像でキャプチャしたり、逆に横スクロールさせながら読むほうが好みの場合は縦の長さを短くしたりと、人によって異なる形状で取得する事になると思われます。
つまり、ビューアソフトのウィンドウは最大化した状態ではなく、縦横のサイズを自分で調整した状態でキャプチャを取得する事になるかと思います。

デジ炊をやり始めると、恐らく失いたくない本を手に入れるたびに.. つまり日をおいて何度も(何冊も)やる事になると思います。
それぞれの本を違うサイズで撮るのはブサイクなので、毎回同じ大きさで撮りたいところですが、前回にどのぐらいの大きさの領域をキャプチャしたか、またはビューアソフトのウィンドウの縦横をどのぐらいに設定したかが解らなければ、これが実現できません。
なので、キャプチャ領域の大きさを確認(表示)できる、またはウィンドウの大きさ(幅と高さ)を測定できるようなソフトが欲しいところです。
意外とこういう機能を有するソフトが見当たらないのですが、丁度前の項目で名前を挙げたソフトのうち3つが、この機能あるいはこれに準ずる機能を持っています。
■窓フォト : キャプチャ対象領域のサイズ情報を表示/設定する機能有り
■Cappuccino :
■影縫い : キャプチャ対象ウィンドウのサイズ情報を表示/設定する機能有り


■画像変換
キャプチャしたページ画像は、画像の品質を落とさずにおきたければ bmp形式 で保有しておくのが良いですが、これはファイルサイズがかなり大きくなるので、png形式 か、ある程度の劣化は許容して jpg形式 でファイルサイズを小さくして保有しておきたいところです。
要は、各種画像データ形式でキャプチャ画像を保存できる機能を有する事が望まれます。
ここまでで名前の出たキャプチャソフトは、何れも複数の画像データ形式の出力をサポートしているので、これについては問題ありません。

但し、あまり細かい設定は行えないものが多いので、好みの画像品質設定で保存したい場合は、キャプチャは一旦bmp形式で取得しておいてから、後で別の画像変換専用ソフトで jpg形式 なり png形式 なりに変換するほうが良いと思われます。
尚、この手の画像変換系ソフトは相当数存在しており、情報もネット上に豊富にあると思われるので、特に名前を挙げるのはやめておきます。


■画像編集
キャプチャした画像は恐らく、上下左右の部分を切り取る(トリミングする)必要が生じると思われます。

キャプチャソフトが、指定したウィンドウをキャプチャするものの場合はウィンドウ枠など余分なものが入ったままですし、電子書籍のビューアソフトによっては、不必要に上下左右に大きな余白を設定しているものもあるためです。 尚、キャプチャを取得する領域を指定できるキャプチャソフトの場合は、余分な部分を除いてキャプチャが可能なのでその限りではありません。

このトリミングについても、キャプチャした後で別の専用ソフトで一括で行えば良いと思います。
意外とこういった機能を持ったソフトは少ないのですが、私は "PhotoShifter" というソフトを使わせて頂いています。


以上、必須機能に加えて必要となる機能について記しましたが、挙げた機能は、少し細分化すると次の7つになります。

E. 連続キャプチャ : 自動的に連続でキャプチャを実行
F. ページ送り : キャプチャの後(前)に自動的にページをめくる
G. ページサイズ情報取得/設定 : ページ(キャプチャ)領域のサイズ情報を取得
H. 画像形式指定 : 保存ファイルにjpg,pngなど圧縮型の画像形式を指定
I. 画像品質設定 : 保存するjpg,pngの品質レベルを調整
J. キャプチャ範囲指定 : キャプチャを取得する範囲を指定
K. 画像編集(トリミング) : 上下左右の余分な部分を取り除く


最後になりますが、今回キャプチャ系ソフトとして名前を挙げたソフトのうちで、必要機能を多く備えている3つについて、各機能の有無を一覧にして記しておきます。

 機能↓  ソフト名称→ 窓フォト Cappuccino 影縫い
A.タイマ設定でキャプチャ
B.キャプチャ画像を直接ファイルに出力
C.実行ファイル(.exe)の名称変更が可能
D.保護画像への差替え回避 × × ○ *1
E.連続キャプチャ
F.ページ送り × ×
G.ページサイズ情報取得/設定 ○ *2 ○ *2 ○ *3
H.画像形式指定 ○ 5種 ○ 2種 ○ 3種
I.画像品質設定 × ×
J.キャプチャ範囲指定 △ *4
K.画像編集(トリミング) − *5 − *5 ×

*1: 取得方式に "影縫い" を設定した場合, 回数制限有り
*2: キャプチャ取得範囲の指定とそのサイズ情報の表示が可能
*3: キャプチャ対象ウィンドウのサイズ情報の取得とサイズ変更が可能
*4: 範囲指定ではなくウィンドウ指定のみ可能
*5: キャプチャ範囲指定が可能なので必要無し


今回はここまでにしておきます。
次回は、各サイトの電子書籍の、上表で記したソフトでのキャプチャ可否について記す予定です。



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2011年11月22日

電子書籍を長期保有する方法.. それはデジ炊

"本の保存" に関する話の第5弾です。
いよいよ、電子書籍の私的複製の具体的な話になっていきます。

因みに、この記事を読む前に読んでおいて頂きたい注意事項を前回の記事(→デジ炊.. に嫌悪感がある方は読まないでください)に記しています。
これをまだ読んでおられない方は、必ず先に目を通してくださいね。
できれば、このカテゴリ "保存関連" を最初から読んで頂けるほうが有り難いです。 長いですが...


では、以下に複製に関する事柄を3つの項目に分けて記します。

■画面のキャプチャで複製
最初に、電子書籍を複製する際にどの様な方法を用いるかについて述べます。
もう "デジ炊" と言う言葉を用いた時点でキャプチャだと思っておられるかも..実際にそうなのですが、一応述べておきます。

まず、最近の多くの電子書籍の販売サイトで採用しているDRMの方式は、次の様なものだと思われます。
  XMDFやjpgなどの基本的(スタンダード)な形式のデータを更に独自の方式で暗号化したファイルをダウンロードさせる
このファイルを専用のビューアに読み込ませて書籍を表示する

まあ、XMDFをスタンダードな、と言って良いかどうかは解りませんが、実際にこういう形にしているサイトのほうが多い様に思われます。
で、この様な場合、複製方法はいくつか考えられます。
A. 電子書籍データファイルを別形式のファイルに直接変換
B. 電子書籍の表示によって生成された(DRMの解除された)中間ファイルを抽出
C. 電子書籍の表示時にメモリ展開されたデータを抽出
D. 電子書籍の表示時に画面をキャプチャして画像データとして取得
E. 電子書籍の表示時に画面を(デジカメ等で)撮影して画像データとして取得
F. (D,Eで取得した)画像データを更にOCRソフトなどで文字データとして抽出

が、実際にはD以外については、実現困難と判断しています。
A,B,Cについては、ネットでもその類の記事は見た事が無いですし、自分でもうまくやれませんでした。
Aについては暗号化の方式が解らないと流石にムリ, Bについては中間ファイルを生成する仕組みのところが無い, Cはうまく分析できず..
試し読みの本については、変換せずに生(なま)のXMDFが送られてくる(あるいはダウンロード後に展開されるファイルが生のXMDFである)サイトもあるが、そういうサイトでも正規に購入した書籍については暗号化した独自形式で送られてきておりやはり抽出不能。
Eについては可能ではあるのですが、なかなかキレイに撮る事ができません。
何か専用機材でカメラを固定して画面の反射光などを抑える術があれば少しはキレイに撮る事も可能かもしれませんが、とりあえず除外します。
尚、ディスプレイへの信号出力を取り込んで画像データ化する様なハードがある様な気はするのですが、そのあたりの話は詳しくないので、今回は検討していません。

Fの文字データ抽出については、実際にキャプチャした画像データを、プリンタなどに同梱されているOCRソフトでやってみたのですが、痛い結果に終わり実用的でないと判断しました。
縦書き,ルビの存在,ページ番号や章名(横書き)など余分な情報の存在 などの為に誤認識する事が多いのだと思われる。
理想的には単なるテキストデータとしても取り出せたほうが良いのですが、今のところ厳しい状況です。

なので結局、電子書籍を表示してその画面を何かのソフトでキャプチャし、画像データとして本の複製をとる、という方法を用いる事になります。


■キャプチャした書籍の特徴
上で述べた通り、ここで述べる方法で複製した書籍は画像データ(jpg,pngなど)となります。
電子書籍専用のデータから画像データになってしまう、という事ですが、この画像データに形を変えた電子書籍について、その特徴(長所/短所)を述べておきます。
まあおおよその方が解っている(予想できる)であろう事なので、簡潔に表形式でまとめておきます。

●読み易さ
文字がにじんで見える様な部分も生じる可能性がある。
文字の大きさやフォント種別の変更が不可になる。
拡大縮小は画像としてある程度は可能ではあるが大幅に拡大縮小すると文字がボケたりしてしまう。
スクロールが必要な(読む機器の画面より本のページの画像ファイルのほうが大きい)場合は非常に操作し辛くなる。
読み進める(ページをめくる)方法が機器+ソフトによって異なる。
背景色の変更が不可になる。

●機能性
文字列での検索ができない(文字データではないので)。
目次からの移動などの設定が行われていた電子書籍の場合でもその移動ができなくなる。
文字やイラスト以外の情報または効果(効果音や振動)が設定されている電子書籍の場合はそれらの情報/効果は失われる。
 →画面キャプチャしても当然音声は複製できない。
 →但し現時点ではあまりそういう電子書籍は無い。
位置指定での移動ができない。
文章とページの関係が固定的になる。
 →通常の電子書籍は文字サイズ変更によって変化する。
ルビの表示/非常時が切り替えれない。

●ファイル容量(ファイルの大きさ)
XMDFなど文字データ型のデータ形式のものと比べればファイルサイズは増大する。
 →XMDFならせいぜい小説1冊で500KB程度だが画像イメージ化すると20MBはくだらない。
 →マンガなどもともと画像データ系の電子書籍の場合は極端なサイズ変化無し。

●汎用性
データ形式が汎用的なもの(jpg,png)になるので様々な機器で読む事が可能になる。
 →PCやスマフォなど汎用的な電子情報端末でjpgが読めない様な機器は無い。

●永続性(長期保存)
データ形式が標準的なもの(jpg,png)になるので半永久的に読める様になる。
 →仮に将来に画像イメージの新しいデータ形式が主流となる時代が来ても、それら新しい形式に変換するソフトが必ず出現するので、コンピュータという概念のものが存在する限り読める状態が維持できると考えられる。

まあ、"読む" という行為に関する殆どの事柄については元の電子書籍よりは劣る状態になってしまいます。
反対に、汎用性と永続性(長期保存)については圧倒的に有利な状態に生まれ変わります。

尚、読みやすさについては少し経験を積めば、どの機器でどのぐらいのページのサイズや文字の大きさが読みやすいか、どんな背景色が読みやすいかが解ってくると思うので、大したデメリットにはならない様に変換できるかもしれません。
検索だけはどうしようも無いですね..
また、マンガなどの様に元々が画像形式の電子書籍については、これらの劣化も殆ど生じない、という事になります。


■キャプチャの難易度
最初の項目でキャプチャのみが実現可能、と述べましたが、実際には、殆どの電子書籍のソフト(ビューア)が当然の様に、キャプチャ行為を阻止するために様々な仕掛けを施しています。
なので、普通にできる訳ではありません。 画面のキャプチャも "一番可能性のある方法" というだけです。
但し、XMDF(従来型のブンコビューアで読むデータ形式)の様に何も施されておらず、普通にキャプチャが取得できるものもある。
そのあたりについて述べておきます。

まず、主な電子書籍で用いられているキャプチャの抑止方法について述べます。
次に列挙した様な仕掛けが施されている様に思われます。
列挙したものの中には、実現方法が解らないもの、また私が仕組みや効果を誤解している恐れのあるものも含まれています。 現象(どういう事が制限されるか)としてはおおよそこの様なものだというレベルで読んでください。

A. キャプチャキー操作を無効化
B. クリップボードへのキャプチャ画像の格納を抑止
C. キャプチャ機能を有する恐れのあるアプリ(ソフト)の起動を監視してビューアを停止または対象ソフトを強制終了
D. Windowsの処理に干渉して??画面のキャプチャ画像を保護画像に差し替え
E. リモートデスクトップ機能の動作を検出しビューアを停止
F. VMwareなど仮想マシン上でのビューア起動を判断してビューアを停止

Aのキャプチャキー操作を無効化 につては、キー操作でのキャプチャを行わなければ回避できるので、タイマー設定でキャプチャしてくれる様なソフトを用いればキャプチャを撮る事が可能になります。
Bのクリップボードへの格納を抑止 については、取得したキャプチャ画像をクリップボードではなく直接ファイルに出力する様なソフトを用いれば回避可能です。
Cの起動監視については、全てのサービスとソフトの組み合わせで試した訳では無いですが、どうも世に出回っている画面キャプチャ用ソフトの名前(EXE名)を憶えておいてそれを監視している様なので、キャプチャソフトの実行ファイル名(EXE名)を別名に変更してから実行すると回避可能な場合がありました。

Dに関しては、そもそもどうやって実現しているのかがちょっと解りません。 非常に強力な仕掛けです。
EやFは、A〜Dの仕掛けを回避する為に行うものですが、これも回避のしようがありません。

要は、Dが最もやっかいな仕掛け.. これがなんとかできればキャプチャは実現可能であるが、普通に思いつく方法ではなんともしようが無いもの、という事になります。

で、これらの仕掛けですが、ビューアソフトによってどれが採用されているかは異っており、前述したXMDFの様に全くどの対応もされていないものから、ほぼ全ての機能を実装しているものまで様々です。
DRM機能としてCypherGuardを用いている BookLive!, honto, DMM の電子書籍と、bookend形式の電子書籍については、特に上述の Dの仕掛け を実装しており、キャプチャは極めて困難という事になります。
ただ、完全に不可能という訳では無い様で、キャプチャソフトを色々と試していると、ごく稀に(というか今のところ1つ)Dの仕掛けがかかっているものでもキャプチャが可能なものがあります。


またまた(毎回か..)長くなったので、今回はここまでにしておきます。



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2011年11月14日

デジ炊.. に嫌悪感がある方は読まないでください

"本の保存" に関する話の第4弾です。

またまたいきなり余談ですが...
少し前(2011.09.16)の話になりますが、電子文庫パブリさんから突如この様なメールが届きました。

hcopy-site-paburi-0001.jpg

御存知かもしれませんが、パブリさんと言えば大手出版社の殆どが参加する "日本電子書籍出版社協会" が運営する、電子書籍販売としては大手かつ老舗のサイトです。
このブログにも何度も名前が出ていますね。
私も過去、このサイトで電子書籍をそこそこ購入しています。

で、パブリさんはこれまで、PC向けの電子書籍はXMDF(従来型)や.book形式のものを販売していたのですが、新ビューアを用いてDRM(著作権保護の仕組み)を強化した方式での販売に切り替えられたのです。
このメールが届いた日に突如として。
つまりこれは、予告通知のメールではなく、切り替え完了通知のメールですね。
週に1回送られてくる新刊案内メールには、それまで全くそんな話は記載されていなかったし、サイトにも事前に何も掲載されていなかったと記憶しています..

実は、その切り替えの少し前に上巻を買ってた本があるのですが、それの下巻はこの新方式で買わないといけない事になりました。
紙の本で言えば、上巻は文庫本で買って、下巻はA4サイズの特別な装丁の本で買った様な気分です。
更に実際には、(以前の記事に記した様に)下巻のほうは確実に寿命が短くなってしまったので、気分が悪いだけでは済んでないのですが...

と、ここまで文句めいた事を記してしまいましたが、ホントは文句を言いたかった訳ではありません。
(まあ実際には多少ムッとしているのですが..)
電子書籍の保存に関しては、この様に予告も無く方式を突如切り替えられる事態をも意識しておかなければならない、という事の実例を記したかっただけでした。
電子書籍の保存に関するその他の各種問題については、過去記事を参照願います。


という事で、そろそろ本文を記します。

次回から、この "保存関連" のカテゴリの記事は、いよいよ "対策" に関する内容になります。
タイトルに示した "デジ炊" という単語は、"デジタル" と "自炊" とを組み合わせて私が勝手に作ったものなんですが.. ^ ^;
つまりは "電子書籍の私的複製" に関する話になって行きます。

次の様な方に読んで頂きたいと思っています。
本の置き場所などの問題で電子書籍を購入したいがDRM(著作権保護の仕組み)のせいで買う気がしない
電子書籍を購入した後でその寿命が短い事に気付いて悲しい思いをしている
今までXMDF(従来型)で電子書籍を読んでいたが利用していた販売サイトが突如方式を(DRMを強化したものに)切替えたので今後どうするか悩んでいる

要は "電子書籍の保存(長期保有)の問題で困っている方" に読んで頂きたいと思っています。
但し、本カテゴリの2番目の記事に記した様に、この一連の記事はPC用の電子書籍をターゲットにしているので注意願います。
特に2番目に記した様な悲しい思いをされている方は結構おられる様なので、そういう方には是非読んで頂きたいところです。
尚、興味はあるけどなぜ保存の問題で困るのかが解らない、という方は、本ブログの "保存関連" のカテゴリの記事を最初から読んでみてくださいね。

因みに、既に電子書籍を利用されている方については、殆どの方が3つ目の項目に該当する.. いや、将来該当する様になるかもしれません。
XMDF(従来型)や.bookを購入しているのであれば、保存(長期保有)についてはそれほど心配する必要は無いとは思いますが、冒頭で記した話の様に、パブリさんやhontoさんが突如方式を切り替えたのに続き、ビットウェイブックスさんも講談社の本が販売一時停止(恐らく一時ではなくずっと??)になるなど、"DRM強化の方針を打ち出した出版社" の本の取扱い冊数減少の懸念が生じ、パピレスさんもクラウド型の新サービス(データ形式):MEDUSAを発表するなど、どんどん状況が変化しているので、いつまでもXMDF(従来型)や.bookを今まで通り購入できるかどうかが解らなくなっている為です。


加えて、読むのを控えて欲しい方についても述べさせて頂きます。
本記事のタイトルは、この点について要約したものだったのですが...
次回以降の記事については、読むと不快な思いをされる方も多数おられると思います。
DRMをかけているものを複製する..
紙の本を自炊(スキャナで電子化)する行為や、購入した音楽CDをメディアプレイヤーにコピーしたりテレビ番組をビデオ録画するのと同じで、"著作物の私的複製の権利" を行使するだけの事であって、不正に配布する様なマネをしなければ何の問題も無い事なのですが、明らかに販売側が嫌がって阻止しようとしている行為を行う訳ですから、他のメディアのコピーとは多少感覚が異なり、人によっては不快に思われるかもしれません。
なので、違和感や不快感のある方は、次回以降の記事を読むのを止めて欲しいのです。
まあ既に、今回の内容を読んだだけで不快に思われているとは思いますが...

本当に困っている方、もしくは、(冒頭でも記した様に)販売側も利用者に配慮した売り方をしてくれていないのに何の遠慮が必要なの?? と思う方のみ読んで頂ける様お願いします。

尚、言うまでも無いとは思いますが、デジ炊したものを他者に配布したりダウンロードサイトにupしたりする行為は、明らかに法律に違反する行為..犯罪なので、次回以降の記事で方法を知ったとしても、それらの行為は絶対に行わないでください。
あくまでも、自分で本をずっと持っておく、という利用に留めてくださいね。


という事で、まあ一部の内容を除けば、電子書籍を利用している多くの方が既に知っている方法を単にまとめただけの内容になってしまうかもしれませんが、こういう事が解らずに困っている方も少なからず存在すると思っているので、次回から予定通り記して行きたいと思います。



posted by ka1 at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 保存関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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